日産、出力を向上した新型燃料電池スタック搭載車両で走行実験を開始

    六波羅恵  [2009/02/27]

    日産自動車はこのほど、新開発の燃料電池スタックを実験車両「X-TRAIL FCV」に搭載し、寒冷地などにおける走行実験を行ったと発表した。同社では2008年末より本車両による走行実験を開始し、2月には同社の北海道陸別テストコースにおいて寒冷地走行実験を実施した。

    走行実験中の「X-TRAIL FCV(新開発燃料電池スタック搭載車両)」

    新燃料電池スタックは同社が2008年8月に発表したもので、薄膜金属セパレータの採用による小型化が行われ、出力密度は電解質膜の改良により2倍を達成。従来のスタックと比較して容積を3/4に小型化しながら、出力は従来の90kWから130kWに向上したとしている。また、電極触媒の改良により白金の使用量を半減するとともに触媒の耐久性を高め、大幅な低コスト化と長寿命化を実現できたという。

    なお、本燃料電池スタックは東京ビッグサイトで25日から開催されている「FC EXPO 2009 第5回国際水素・燃料電池展」で展示されている。

    FC EXPO 2009で展示中の「新開発燃料電池スタック」

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