レノボ・ジャパンは25日、デュアル・ディスプレイを搭載したモバイル・ワークステーション「ThinkPad W700ds」を発表した。価格はオープンだが、TopSellerモデル「2757E9J」のダイレクト価格は756,000円。出荷は即日開始される。

「ThinkPad W700ds」

ThinkPad W700dsは、17型ワイドWUXGA(1,920×1,200ドット)メイン液晶ディスプレイと、メイン画面背後のPCカバーから引き出し可能な10.6型ワイドWXGA(768×1,280ドット)開閉式サブ液晶ディスプレイの2つのディスプレイを搭載することで、デスクトップタイプのワークステーションに並ぶ広い作業領域を特徴としたモバイル・ワークステーション。サブディスプレイはユーザーの体勢に合わせて最大30度まで角度調整ができるほか、メイン画面は従来のThinkPadモバイル・ワークステーションの2倍の輝度を実現している。

旧モデルとなるThinkPad W700に搭載された内蔵デジタイザーとカラー・キャリブレータ、2D/3D画像へのレンダリング機能も引き続きオプションとして選択可能で、デジタイザーは高解像度、圧力高解像度をサポートし、また、メイン画面のみ、メイン/サブ両画面、いずれかの画面の指定領域における感圧も管理できる。なお、ThinkPad W700と比較して、本体の厚みはわずか数ミリ増えただけとなっている。

2757E9Jの仕様は、CPUがIntel Core 2 Extreme QX9300(2.53GHz)、チップセットがMobile Intel PM45 Express、メモリが4GB PC3-8500 DDR3 SDRAM(2GB×2、最大8GB)。グラフィックスチップはNVIDIA Quadro FX 3700M 1GBが搭載されている。ハードディスクは200GB容量の7,200回転FDE SATA HDD(RAID 0構成)で、カスタマイズによりSSDも選択可能だ。光学ドライブは2層書込対応DVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線、Bluetooth 2.1+EDR、ギガビットLAN、IEEE1394、7in1メディアカード・リーダー、コンパクト・フラッシュ・カード・リーダー、TPMセキュリティー・チップなど。OSはWindows Vista Ultimate with SP1(64bit)がプリインストールされている。

本体サイズはW410×D310×H51.4~52.2mm、重量は約5kg。バッテリ駆動時間は約2時間。