Firefox 3.1リリース遅れの原因はTraceMonkey、無効にすべきか

    後藤大地  [2009/02/25]

    Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

    2009年は最新のWebブラウザが相次いでリリースされる年になる。24日(米国時間)にはSafari 4 βが登場した。IE8は近いうちに正式版がリリースされるとみられているし、Operaも新しいJavaScriptエンジンCarakanを発表している。Google Chromeはすでに同社最新のV8 JavaScriptエンジンを搭載して高速なJavaScriptの実行を実現している。IEだけはJavaScriptエンジンの劇的な高速化の発表がないが、それ以外のビッグプレーヤFirefox、Safari、Chrome、Operaはどれも新エンジンを引っさげて高速化の取り組みをおこなっている。

    しかしここにきて、Firefoxによくない話が持ち上がっている。OSSプロジェクトのリリーススケジュールが遅れることはよくあることだが、マイナー番号のアップデートとなるFirefox 3.1のスケジュールが期待に反して大きく遅れている。mozilla.dev.planning - Getting serious about finishing 3.1に説明があるが、その主な原因はTraceMonkeyのバグにあるようだ。

    Firefox 3.0がリリースされた当初、3.1には次世代JavaScriptエンジンであるTraceMonkeyは搭載されないとみられていた。しかしブラウザ市場の状況を反映してか途中で採用の方向に転向。プライベートブラウジングモードの搭載とともにFirefox 3.1に目玉機能になるとみられていた。しかしTraceMonkeyにはバグが多く、修正のペースも遅い。3.1のリリースが遅れている主な原因はTraceMonkeyにあるという。

    Google ChromeはすでにV8を搭載、Safariも高速化されたSafari 4のリリースを控えている。IE8も近いうちに登場するとなると、TraceMonkeyを搭載しないFirefox 3.1を迅速にリリースすべきか、時期が遅れてもTraceMonkeyをものにしてFirefox 3.1をリリースすべきかは難しい判断を迫られるところだ。Mozillaからリリースや搭載機能に関する正式はまだ発表はない。

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