電撃ネットワークの南部虎弾がプロデュースするイベント「新宿クレイジーナイト」が、22日の開催をもってファイナルを迎えることに。今月いっぱいで閉館する新宿・歌舞伎町のクラブハイツでおこなわれたこのイベント、総合司会に抜擢されたのは南部の"大恩人"という田代まさしだった。

黒の皮ジャケットにトレパンというラフな出で立ちで姿を見せた田代まさし

南部と中村有志から紹介され、登壇した田代は「お久しぶりです! マーシーです!」と第一声を発した。「いままでさんざん謹慎していたわけだから、こういう所も久しぶりでしょ?」と中村に聞かれると、「こんなにたくさん人がいるのは刑務所の慰問以来(笑)」と自虐的に話し、観客たちを笑わせた。

「今回は南部さんのご好意でここに出てきましたが、決して復帰したわけじゃなくて、リハビリに似たような感じなんですよ」と田代。現在は「細々と生活している」とのことだが、取材陣や観客のカメラ攻撃に「お願いします。盗撮はやめてくださいよ!」と、またしても自虐ネタで会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

この日のイベントには、1月23日に入籍したばかりのアントキの猪木や、超新塾、リトル清原、猫ひろしなど、テレビでもおなじみの芸人もネタを披露した。「兄貴! 30年ぶり!」と唐突に発言したエスパー伊東に対し、「30年ぶりって言われて、仕事一緒にしたかな……と思っていたら、ただ見かけただけだって(笑)」と田代が説明する場面も。エスパー伊東がその時の経緯を説明しようとしたが呂律が回らず、「ちゃんと喋れてねえから!」と田代のツッコミを受けていた。

パンスト芸を披露するエスパー伊東(左)と、それを見つめる田代(中央)

「め組のひと」では振付も披露。キレのある動きは健在だった

また、ラッツ&スターのものまねグループが登場すると、その中に黒のサングラスをかけた田代の姿が。「め組のひと」では当時そのままの振付も披露し、観客の拍手喝采を浴びた。「曲が鳴ったら出ずにはいられなかったんだよ」と話した田代だが、「ただ、コーラスがちょっとしっくりこないね。もっとセクシーに……わかる? エス・オー・エヌ・ワイ、セクシー」。その言葉に、「それSONYでしょ!」と総ツッコミを受けていた。

1月23日に入籍したばかりのアントキの猪木は、「おめでとう!」コールの中、「元気があれば結婚もできる! 1月23日だけに、1、2、3で『ダーッ!』といかせていただきました」

イベントのトリを務めたのは、当イベントのプロデューサー・南部虎弾率いる電撃ネットワーク。今回も体を張った過激なネタを次々と披露し、観客を驚かせた

また、その場のノリで自らメインボーカルを務めることになるも、曲が始まると、「♪シュビドゥビ、ドゥッドゥッドゥッ……」。メンバーから「歌ってくださいよ」と言われても、「だって俺、コーラスだから!」と田代。お茶の間の人気者だった時代にも披露したネタで笑いを取り、本人もご満悦の様子だった。

なお、今回でファイナルを迎えた「新宿クレイジーナイト」だが、早くも今年夏には新イベント「東京クレイジーナイト」が始動するそうだ(現時点では日時・場所ともに未定)。