ノベルは、データセンター向けに、VMware、Hyper-V、XenServerなど、異なる仮想化環境での相互運用性を確保するための新製品「PlateSpin Workload Management」を発表した。出荷は2月6日より開始される。

米ノベル 社長兼CEO ロナルド W.ホブセピアン氏

冒頭挨拶に立った米ノベル 社長兼CEO ロナルド W.ホブセピアン氏は、「ユーザーは現在の厳しい経済状況の中で、コスト低減、環境への対応、法規制によるコンプライアンスなどの対応に追われている。現在のIT環境は、さまざまなものの追加により複数のベンダー製品による異機種混在環境になっており、ユーザーはオープンなシステムへの移行を実現しようとしている。そのためには、さまざまなメーカースタックの相互運用性を確保する必要がある。ノベルは、システムソフトウェアベンダーだが、我々が核となって他のコンサルティング、アプリケーション、ハードウェアを提供するベンダーともパートナーシップを結び、ユーザーに相互運用性を提供していく。たとえ、それが競合であっても、ユーザーに相互運用性を提供するのであれば必要だ」と述べ、ノベルが今後システムの相互運用性にフォーカスし、パートナー戦略を重要視していくことを表明した。

そしてホブセピアン氏は、ノベルとしては「データセンター」「エンドユーザーコンピューティング」「アイデンティティおよびセキュリティ」の3つの分野に注力してくと述べた。

ノベルが「データセンター」向けに新たに投入するソリューションが本日発表された「PlateSpin Workload Management」だ。これは、データセンター向けの運用/仮想化管理の製品群だ。もともとは、カナダのPlateSpin社が提供し、世界で5000社以上、日本でも250社以上のユーザーを持つが、昨年3月ノベルが買収。今回「PlateSpin Workload Management」というブランド名に変更し、機能追加を行って、本格的にノベルがパートナーを通じて販売を行っていく。

「PlateSpin Workload Management」には、サーバのモニタリング、ワークロードの収集などの現状把握、および仮想サーバのサイジング、ワークロード分散配置などのプランニングを行う「PlateSpin Recon」、P2V(物理-仮想)、V2V(仮想-仮想)、V2P(仮想-物理)のマイグレーションを行う「PlateSpin Migrate」、バックアップ/リストアを行う「PlateSpin Protect」、ディザスタ・リカバリ向けアプライアンスである「PlateSpine Forge」、仮想環境のライフサイクルを管理する「PlateSpin Orchestrate」の5製品で構成される。

「PlateSpin Workload Management」の各製品の用途

PlateSpin Orchestrate

PlateSpin Recon

PlateSpin Migrate

PlateSpin Reconでは、Windows2008、Windows Vista、NetWare、Hyper-V、Citrix XenServerに、PlateSpin Migrateでは、64-bit Windows、SUSE Linux、RedHat Linux、VMware ESXi、Hyper-V、XEN on SUSE Linux Enterprise Serverに新たに対応した。また、今年の第2Qには、日本語もサポートされる(アップグレードは年間サポートの中で無料で行われる)。

PlateSpin Reconの新機能

PlateSpin Migrateの新機能

ノベルでは、日本国内に専任のセールス部隊を設置し、パートナートレーニング、マーケティング支援費の提供、24時間サポートなどのパートナー支援策を実施し、初年度で200本の販売目標を掲げている。

PlateSpin アジア太平洋・日本担当リージョナル・ディレクタ グレッグ・カレン氏

PlateSpin アジア太平洋・日本担当リージョナル・ディレクタ グレッグ・カレン氏は「現在の経済状況は厳しいが、我々の製品はコスト下げ、リスクを低減できるので、この状況は大きなチャンスだ」と述べた。

市場参考価格は、PlateSpin Reconが約12万円(測定回数単位ライセンス、10サーバ30日間測定+年間サポート)、PleaseSpin Migrateが約39万円(移行回数単位ライセンス、10回移行+年間サポート)、PlateSpin Protectが約90万円(サーバ台数単位ライセンス、5サーバ(無制限回移行)+年間サポート)となっている。