東日本旅客鉄道(JR東日本)は3日、新型高速新幹線車両「E5系」の量産先行車のデザインを発表した。先頭形状は試作車の「FASTECH360」をベースとし、外装は車体上部を「常盤(ときわ)グリーン」、車体下部を「飛雲(ひうん)ホワイト」とし、境目には現在の従来の「はやて」車両と共通のピンクの帯を配したという。

新型高速新幹線車両「E5系」の外観イメージ

「内装は自然の色を基本に、温かで落ち着いた空間を演出しました。グリーン車は温もりある木目調の壁に、自然の山並みと雲の連なりを表現した柄の座席を配置し、高品質で優美な客室空間に仕上げました」(同社)。普通車は明るいグレーの壁に、広さを強調する柄の座席を配置し、「シックでモダンな客室空間」としたとのこと。また、座席色は従来の「はやて」車両と同様に、奇数号車と偶数号車で分けたという。

グリーン車の室内イメージ

普通車(奇数号車)の室内イメージ

普通車(偶数号車)の室内イメージ

同車両は量産車の製造に向けて耐久試験などを実施するという。「E5系」は2010年度末に最高時速300km、2012年度末には同320kmで営業運転する計画とのことだ。