Yahoo! JAPANを運営するヤフーは30日、2月2日の「情報セキュリティの日」にあわせ、インターネットの安全な利用啓発を目的とした特設サイト「セキュリティ特集 2009春」を公開したと発表した。プロフィールサイト(プロフ)利用の危険性を疑似体験できる「体験学習館」や、印刷して各家庭のインターネット利用ルールを書き込めるシートなどを提供している。

インターネットの安全な利用啓発を目的としたYahoo! JAPANの特設サイト「セキュリティ特集 2009春」トップページ画面

「セキュリティ特集2009春」では、子どもとその保護者を対象に、インターネットを利用する際の危険性やその対策法を提案し、子どもの安全なインターネット利用を啓発。

具体的には、どんな被害が想定されるのかを明示し、それらを避ける方法や、リスクを少しでも小さくするために保護者にしかできないことをわかりやすく解説する「保護者のためのインターネットセーフティガイド」を提供。

さらに、青少年メディア研究協会が提供する「ネットのリスク体験学習館」では、「娘のプロフが有害情報の入り口に? 」「娘のプロフが危ない大人を呼び込む? 」など、親が子どもの携帯電話をのぞいてみたというケースなどを想定。子どものネット利用に伴う危険性を疑似体験できるコンテンツを提供している。

青少年メディア研究協会が提供する「ネットのリスク体験学習館」では、親が子どもの携帯電話をのぞいてみたというケースを想定した疑似体験が可能となっている

さらに、「わが家の決まり、ルール確認壁紙」では、ダウンロードして印刷し、各家庭のインターネットルールを書き込める「わが家のきまり」と、子どもがインターネットを利用する際に注意するべき5つのルールを記載したパソコンの壁紙を提供している。

そのほかにも、子どもが楽しみながらインターネットセキュリティの知識を学べるゲームや、経済産業省のキャンペーン「CHECK PC!」のキャラクターに決定した「セキュリーナ」の情報の提供も行っている。

またヤフーでは、インターネットの安全な利用啓発の一環として、東京放送(TBS)、マイクロソフトと共同で子どもたちの安全なインターネット利用に向けた啓発イベントを2月7日、8日に開催予定。TBS本社放送センターで実施する。