ブラザー工業は30日、家庭用ファクシミリ「Commuche(コミュシェ)」シリーズより、新ラインアップとして「FAX-380DW(子機2台)」「FAX-380DL(子機1台)」「FAX-330DW(子機2台)」「FAX-330DL(子機1台)」の計4機種を発表した。発売は2月17日で、価格はオープン。推定市場価格は、FAX-380DWが2万8,000円前後、FAX-380DLが2万円前後、FAX-330DWが2万3,000円前後、FAX-330DLが1万5,000円前後。

FAX-380DW(子機2台)

FAX-380DL(子機1台)

FAX-330DW(子機2台)

FAX-330DL(子機1台)

今回の新ラインナップでは子機の通話性能が向上しており、自分や相手の小さな声を自動で大きくする「内緒話モード」を追加したほか、通話中でも相手の声を自分の聞き取りやすい音域(高音/低音)に変更できる機能も搭載した。

FAX-380DW/FAX-380DLでは、2007年11月に発売した従来機「FAX-370DW/FAX-370DL」に搭載されている「知らせるセンサー」を継承。人の動きを検知して、帰宅時などに留守録や新着ファクスを光や声で伝えるため、聞き逃しなどを防ぐという。このほか、液晶画面上で届いた情報を確認できる「みるだけ受信」を搭載。必要な内容を選んで印刷できるので、ファクス用紙やインクリボンを節約することができる。このほか、ファクシミリの操作方法を図解にて表示する「かんたん操作ガイド」機能などを装備している。

低価格モデルのFAX-330DW/FAX-330DLでは、ワンタッチで発信ができる「かんたんダイヤル」などのシンプルな機能が採用されている。なお、「知らせるセンサー」や「みるだけ受信」機能は搭載されない。

本体サイズは約302(W)×120(H)×186(D)mm(トレイ収納時)。重さは約2.7kg(FAX-330は約2.6kg)。最大消費電力は170W。印字方式は熱転写方式。用紙サイズはA4。