レンタルショップを展開するTSUTAYAは29日、同社が展開するTSUTAYA店舗と、ツタヤオンラインが運営するネット宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」の2008年の映像ソフトレンタル数が合計で5億8,651万枚となり、過去最高を記録したと発表した。店舗、ネットとも6年連続で前年実績を上回った。

6年連続で映像ソフトレンタル数が前年実績を上回った「TSUTAYA DISCAS」トップページ画面

TSUTAYAでは、映像ソフトのレンタル数が過去最高を更新している背景として、「通常の劇場公開映画作品に加え、国内・アジア・海外(主に米国)のテレビドラマシリーズを展開したことが大きな要因」と分析。

「自宅でDVDなどの映像ソフトの鑑賞を楽しむ機会が増え、中でも、団塊・シニア層の利用者数が増加した」(TSUTAYA)としている。

ジャンル別では、テレビドラマシリーズの『相棒』をはじめ、国内テレビドラマシリーズが全体的に好調に推移。『ザ・マジックアワー』『花より男子ファイナル』などの邦画作品にも人気が集まった。

アジアドラマでは、『朱蒙(チュモン)』や『大祚榮 テジョヨン』などの韓流時代劇ジャンルや中国ドラマが好調。「特に『テジョヨン』のレンタル利用者は、男性比率が過半数を超え、従来の利用者の男女比率が逆転した」(TSUTAYA)。

米国を中心とした海外テレビドラマでは、『プリズン・ブレイク シーズン3』や『HEROES/ヒーローズ シーズン2』を筆頭に、幅広い需要があった。

2009年はすでに、年初にリリースされたテレビドラマの『ターミネーター : サラ・コナー クロニクルズ』初巻の「シーズン1 Vol.1」が、「海外TVドラマのレンタル枚数過去最高を記録している」(TSUTAYA)という。

TSUTAYAでは、「魅力あふれるエンターテインメントコンテンツを、身近な店舗やインターネットなどを通じて、今後もさらに便利に届けていきたい」としている。