2月7日公開の映画『ララピポ』のイベントが28日、東京・新宿歌舞伎町の老舗キャバレーで行われ、主演の成宮寛貴、村上知子、主題歌を担当するAIが登場した。

左から、成宮寛貴、AI、村上知子

奥田英朗の同名小説を映画化した同作は、『嫌われ松子の一生』や『パコと魔法の絵本』など、ヒット作を連発する中島哲也が脚本を手掛ける。キャラの濃い"負け犬"と称される男女6人が、大都会渋谷を舞台に、現代日本を生き抜く姿をポップに描く。

風俗専門のスカウトマンを演じる成宮は、「プロデューサーに『成宮くんにぴったりな仕事見つかったよ』って言われて、聞いたら『風俗のスカウトマン』って言われてびっくりした(笑)」と微妙な心境を振り返り、「台本を読んだら現代を象徴するような映画で、何の役でもいいからやるべきだと思った」と決心したという。

AIが『people in the World』を歌い、ノリノリの成宮と村上。 楽しそうにリズムに乗って、手でウェーブを作ったり…

AIとはデビュー当時から友達だという成宮。AIは「歌詞を(成宮に)見てもらったら『バッチリだよ』って言われて、自信を持って楽しんで歌えました」と仲の良さをアピールしていた

また、実際に新宿や渋谷のスカウトマンを見て、「意外に普通だったので、僕らが思い描くステレオタイプのスカウトマンの格好から入って、勇気を奮い立たせました」と、茶髪に縞模様のスーツ、ゴールドのネックレスで撮影に挑んだという成宮。「前に進んで生きていかなきゃいけない中で、一歩勇気がなくて進めない人たちに届けたい気持ちで撮影しました。今の不況の世の中で、明るく前向きに、笑い飛ばして前に進もうという映画になっています」と見どころを語った。

映画『ララピポ』は、2月7日(土)より、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋、新宿ミラノ3ほかで全国ロードショー

一方、デブ専AV女優でアニメ声優を演じる村上は「この映画がなければ結婚しなかったんで、思い出の映画です」と、夫と知り合うきっかけとなった同作への思い入れは深い。プライベートでベッドシーンを経験したことのない村上が、同作で初めてベッドシーンに挑むことになり、「切羽詰って、クランクインまでに今の旦那と知り合って、『一発お願いします』とは言いませんが(笑)、『添い寝からお願いします』と言ったら、『僕で良かったら』って…」と、結婚までの経緯を明かした。そんな問題のベッドシーンは「思い描いてたしっとりしたものと全然違って、プロレスだと思います! 赤ちゃんプレイをやるんですが、ハードでスタント的で、殴られるのも難しいですね」と過激なシーンを匂わせ、映画が公開されたら「旦那と一緒に見るかは悩みどころで、旦那が機嫌のいい時に見て欲しいです!」と、まだまだ新婚の夫婦仲をアピールした。