ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントは29日、同サイトの「goo映画」において、ブログや映画サイトから映画に関する評判を抽出し、分析するサービス「ネットの評判」の提供を開始したと発表した。

ネット上の映画の評判を分析するサービスを開始した「goo映画」トップページ画面

NTTレゾナントでは、NTTサイバーソリューション研究所と共同で2006年12月から1年間、「gooラボ」において、映画に関するブログ意見の抽出機能「オピニオンReader for 映画」を実験サービスとして提供。

アンケート調査で、複数の評価項目や一般のユーザーを含めた幅広い意見に対するニーズが寄せられたことから、クロール対象として、映画情報サイトのレビュー、映画批評記事、新聞社の評論記事などを追加。評判情報の精度の向上を図り、今回「ネットの評判」として提供することにした。

同サービスでは、作品ごとの評価を5つの星で数値化し表示。「総合評価」だけでなく、「ストーリー」「出演者」「ビジュアル・音楽」「作品テーマ」を評価項目とし、それぞれの項目ごとに評価を閲覧することができる。

「感動」「楽しい」「おしゃれ」などの20のイメージの分類のうち、作品に近いイメージを表すキーワードを上位5つまで表示。ブログや映画サイトのレビューなどから収集した記事の抜粋も最大300件まで表示する。

各記事には、好意的な評価をした記事か、否定的な評価をした記事かが一目で判断できる「ポジティブアイコン」か「ネガティブアイコン」を付与。ユーザは好意的な記事のみ、否定的な記事のみを読むことも可能となっている。