HP ProCurve 6600 Switch シリーズを手にし、工具なしでファントレイなどを付け替えられる点をアピールする、日本HP プロカーブ ネットワークビジネス本部 マーケティング マネージャーの伊佐治 俊介

日本ヒューレット・パッカードは29日、同社製スイッチ「HP ProCurve 6600 Switch シリーズ」の新製品群、ネットワーク管理製品「HP ProCurve Data Center Connection Manager」および統合型スイッチ製品「ProCurve ONE」を発表した。

これらのうち、HP ProCurve 6600 Switch シリーズは、省スペース、低消費電力、高可用性を謳うスイッチ。パワーサプライ/ファントレイのホットスワップが可能、無期限でサポートが受けられる「ライフタイム保証」付き、といった特徴がある。

同シリーズは、以下の5製品によって構成される。

製品名 HP ProCurve 6600 24G HP ProCurve 6600 24G-4XG HP ProCurve 6600 48G HP ProCurve 6600 48G-4XG HP ProCurve 6600 24G-4XG
ラックの高さ 1U 1U 1U 1U 1U
1G RJ-45 24 24 48 48 -
1G SFP 4 ※1 4 ※1 4 ※1 4 ※1 4 ※1
10G SFP+ - 4 - 4 24
スイッチ容量 48Gps 101Gps 96Gps 152Gps 336Gps
スループット 36mpps 74mpps 72mpps 131mpps 214mpps
MACアドレス登録数 64K 64K 64K 64K 64K
ACLエントリ数 3K 3K 3K 3K 3K
ルーティングテーブルエントリ数 10K 10K 10K 10K 10K
パワーサプライ 2つの内蔵パワーサプライスロット(1つは製品購入時に付属)
エアフロー 前面から背面、背面から前面に切り替え可能、N+N構成で、ホットスワップ可能
消費電力(待機/最大) 109W / 162W 149W / 196W 177W / 214W ※2 230W / 277W ※2 277W / 314W ※2
製品奥行 20inch(51cm) 20inch(51cm) 24inch(61cm) 24inch(61cm) 24inch(61cm)
※1:デュアルパーソナリティポート ※2:推定電力消費量

また、HP ProCurve Data Center Connection Managerは、データセンタ全体を一元管理するためのソフトウェア。コア、エッジのスイッチ管理に加えて、ブレードサーバなどのデータセンタ構成機器を管理する製品との連携も可能だという。

ProCuve ONEのモジュールについて説明するHP アジアパシフィック&ジャパン プロカーブ ネットワークビジネス マーケティング ディレクターのアモール・ミトラ氏

一方、ProCurve ONEは、スイッチと同じ筐体内で他社製ネットワークアプリケーションを稼働させることができる製品。HP ProCurve Switch 5400zlシリーズもしくは同 8212zlを載せたシャーシ内に、Intel製CPU、メモリ、フラッシュメモリ、HDD、10G Ethernetポート×2を搭載したブレード型モジュールを組み込める作りになっている。HPと提携したアプライアンスベンダーらの検証済みソフトウェアを同モジュール上で実行することが可能で、省スペース化や、ネットワークの信頼性向上、サポート窓口の一元化などの効果が期待できる。

ProCurve ONEは、国内では6月以降にリリースされる予定。当初は、Microsoft、Avaya、McAfee、F5、Riverbedの5社がパートナーとして参加する。