KDDIは29日、au携帯電話の新製品「SH001」(シャープ製)を発表した。約3.0インチ フルワイドVGA(480×854ドット)液晶と約800万画素のCCDカメラを搭載した折りたたみ型の携帯電話。2月上旬以降に発売する。

デザイン面では、クリア塗装を施した背面パネルと着信やメール受信を幻想的な演出でしらせる「ツインイルミネーション」が特徴。テンキー部には、指に優しい触感のマット調キーパネルを採用した。カラーバリエーションは、トパーズピンク / クォーツホワイト / サファイヤブルーの3色。

「SH001」(シャープ製)

左から、サファイヤブルー / クォーツホワイト / トパーズピンク。メインカラーは中央のクォーツホワイトとなる

機能面では、充実したカメラが特徴。800万画素のCCDセンサに加えて画像処理エンジン「ProPix」を搭載することで高精細な写真を撮影できる。また、最大でISO2500相当の高感度撮影が可能となっており、薄暗い室内など光量の少ない場所や明暗差の大きなシーンでも豊かな階調表現で撮影できる。

被写体の中から最大5人の顔を検出して選択できる顔検出AF(オートフォーカス)や、ファインダー表示を9分割してフォーカスエリアを選択できるスポット AFに対応。また、顔認識機能を利用した自動逆光補正や、29mmの広角撮影にも対応する。

左側面。microSDカードスロットと充電ホルダ用の端子が配置されている。microSDカードは、2GBまで対応

右側面。拡張端子、機能キーとワンセグ用アンテナが配置されている

背面。約800万画素CCDカメラとFeliCaが配置されている

バッテリーの容量は800mAh

このほか、ワンセグ、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、GPS、Bluetooth、赤外線通信などが利用できる。英語例文を簡単に検索して発音できる「日英翻訳」も搭載する。通信面では、国際ローミングサービス「グローバルパスポート CDMA」をサポート。

2008年秋冬モデルのW64SHと同様、ワンセグなどの一部機能を除き上部64ドット分は「インフォメーションエリア」となる。壁紙は、最大で480×800ドットのものが設定できる

2009年春モデルから(フル)ワイドVGA液晶搭載モデルにおいて、フォントが液晶解像度に最適化されたものが表示できるようになった。ただし、描画領域は今までと同じ(ワイド)QVGAベースとなる

カメラ機能は、他キャリア向けのものと同様、「ProPix」エンジンを搭載。CCDモジュールによって、動画にも強い

(写真・キャプション/井上翔 K-MAX)

サイズ 約48×111×16.6mm (最厚部 約21mm)
重量 約124g(電池装着時)
連続通話/待受時間 約240分/約270時間(国内モード利用時)
メインディスプレイ 約3.0インチ フルワイドVGA (480×854ドット)NewモバイルASV液晶
サブディスプレイ
カメラ 有効画素数800万画素(オートフォーカス対応)
外部メモリ microSDメモリカード
カラー トパーズピンク / クォーツホワイト / サファイヤブルー