Gmailが登場しておよそ5年。Webメールだけでなく、電子メールそのものの使い方を根本から変えた同サービスだが、いよいよ次の大きな波が到来したようだ。米Googleは1月27日(現地時間)、Gmailにオフライン機能を付与すると発表した。Webメールの特性ゆえオンラインでの使用が前提となるGmailだが、Gearsと組み合わせることでオフラインでも通常のGmailと同様の操作で使えるようになる。オフライン中に蓄積されたデータは次回オンラインになった段階で自動的にサーバと同期が行われる。

2007年5月にGoogleがGears (旧名はGoogle Gears)を発表した際、すでにGmailやGoogle DocsでのGears対応を表明している。今回ようやくGearsへの正式対応がうたわれた形だ。当初はGmail Labsの拡張機能として実装され、Gearsを導入済みのユーザーが「Setting - Labs」のタブで「Offline Gmail」の機能を有効にした段階でオフライン動作を開始する。Googleでは数日中にも米国内ならびに英国での英語ユーザーを対象にサービスを提供していくと説明している。