大日本印刷(DNP)は1月21日、同社泉先工場(福島県西白河郡)敷地内に、太陽電池用バックシートと充填材を製造する新工場を建設したことを発表した。2009年1月から生産を開始、夏までに生産能力を拡大し、年間1GWの発電量相当の部材を供給する。投資額は50億円。
新工場の敷地面積は23万8,000m2で、建設面積は1万3,802m2、延べ床面積は1万4,301m2となっている。
同工場で生産されるバックシートは、PETフィルムの表面改質やフッ素樹脂コーティング、接着技術などの強化により高耐候性を達成しており、フッ素フィルムの張り合わせ製品に比べ、低価格化が可能。また、結晶系のほか、薄膜系や化合物系の太陽電池にも対応するラインナップが用意されている。
一方の充填材は、オレフィン樹脂を基材としており、太陽電池の劣化を防止する水蒸気バリア性に優れている。また、充填材の基材として多く用いられているEVAの欠点である酸性ガスは発生せず、高反射性などの機能も付与できるとともに、低価格化が可能となっている。
なお、同社では、新工場の稼働と同時に、太陽電池事業の強化、拡大を目指し、営業、開発、製造を一貫耐性としたエネルギーシステム事業部を発足、体制の強化を図っている。新事業部は、同社が培ってきたコンバーティング技術を核とし、バックシートと充填材の開発、製造、販売を行っていくとする。
DNPでは、新工場の稼働に伴い、日本、欧米、アジアなどの太陽電池メーカーへ販促を行い、2008年度で30億円、2010年度で約120億円の売り上げを見込んでいる。また、今後も、需要動向に併せて、生産ラインの拡充も検討していくという。
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