ファイルメーカーは6日、データベースソフトの最新版「FileMaker Pro 10」など4製品を発表した。各製品には、Mac OS X版とWindows版それぞれに対応するソフトウェアが収録される。動作環境はMac OS X 10.4.11 / 10.5以降、およびWindows XP SP3 / Vista SP1。

発売された製品は、「FileMaker Pro 10」と「FileMaker Pro 10 Advanced」、「FileMaker Server 10」と「FileMaker Server 10 Advanced」の4種類。Server版には、FileMaker Pro 10の全機能にくわえ、データベースを公開するためのサーバ機能一式が用意される。各Advanced版には、さらに開発ツールやカスタマイズツール一式が同梱される。

FileMaker Pro 10

FileMaker Pro 10 Advanced

今回のリリースでは、ユーザインタフェースを一新。ユーザからのフィードバックに基づき、使用頻度の高い機能はステータスツールバーからアクセスできるよう設計が見直された。ステータスツールバーは、ドラッグ&ドロップによるカスタマイズが可能。

新機能としては、ユーザのアクションや時間の指定によりスクリプトを起動する「スクリプトトリガ」や、作成したレポートにその場で変更を加えることができる「ダイナミックレポート」が用意された。SMTPサーバの追加により、メールクライアントソフトなしに直接FileMaker Pro 10からメールを送信することも可能になった。検索条件の保存にも対応、利用頻度の高い条件を保存しておきワンクリックで呼び出すこともできる。

FileMaker Server 10

FileMaker Server 10 Advanced

日本での標準小売価格は、FileMaker Pro 10が38,000円、FileMaker Pro 10 Advancedが58,000円、FileMaker Server 10が128,000円、FileMaker Server 10 Advancedが380,000円。