携帯電話・PHS各社などが加入する電気通信事業者協会では、大晦日から元日の約2時間「おめでとうコール・メール」を控えるよう呼びかけている。午前0時前後~0時30分頃をピークに「おめでとうコール」や「おめでとうメール」が集中し、つながりにくくなることが予想されるという。

1月1日の通信の混雑はここ数年恒例のようになっているが、同協会によるとこうした状況が顕著になってきたのは5年ほど前だという。携帯電話の契約数は2003年12月に8千万件を突破、今年11月には1億500万件を越えている(同協会発表資料による)。さらに2004年からは画像やアニメーションを使ったデコレーションメールが登場し、送信されるデータ量が増えたことでさらに帯域を圧迫しているものと思われる。

このため、同協会では4年前から新聞などで「おめでとうコール・メール」を控えるよう協力を呼びかけている。今年も、「できるだけ多くの『おめでとう』のメッセージを届けてまいりますが、やむをえずお客様のケータイのご利用を一時的に制限させていただく場合があります」としている。