パソコンショップ「ドスパラ」を運営するサードウェーブは22日、Core i7プロセッサを搭載したDAW専用ハイエンドコンピュータ「digistrema LE Spec-9」を発売した。価格は239,800円から。

「digistrema LE Spec-9」

今回発表されたのは、Extended ATXミドルタワー筐体を採用した「タワータイプ」とExtended ATXラックマウント筐体を採用した「ラックタイプ」の2モデル。いずれもプロフェッショナル向けDAW専用コンピュータ「digistrema」の後継モデルで、DAWアプリケーションを使用する業界やミュージシャンをターゲットとしている。Intel Core i7プロセッサを採用することで映像を含んだサラウンドセッション、多数のマルチトラックオーディオ、VSTインストゥルメントを使用するプロジェクト・セッションなどで高い処理能力を発揮し、digistremaと比較して約2倍の性能向上を実現しているという。

OSには、Windows Vista Ultimateが標準搭載され、32bit、および64bitのいずれかを指定可能だ。なお、Windows Vista Ultimate選択時にはOSリカバリー機能が標準搭載され、約3~10分程度で出荷時の状態に復元できる。このほか、オプションとしてWindows XP Professionalのプリインストールも選択できる。

仕様は、CPUがIntel Core i7 920(2.66GHz)、チップセットがIntel X58 Express、メモリが3GB DDR3-1,333MHz SDRAM(1GB×3、最大6GB)。グラフィックスカードはNVIDIA GeForce 9400 GTが搭載されている。ハードディスクは320GB容量の7,200回転SATA II HDD×2、光学ドライブは2層書込対応DVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、1000BASE-T LAN、IEEE1394、eSATAなど。なお、オンボードサウンドは無効状態で出荷される。OSはWindows Vista Ultimate 32bit。

本体サイズは、タワータイプがW198×D465×H425mm、ラックタイプはW485×D530×H176mm、重量はいずれも約17.5kg。製品には1年間持込修理保証が付属する。