パナソニック電工は8日、30代~50代の施主を中心に実施した「住まいに関するお金意識アンケート」の結果を発表した。調査は同社Webサイト「住まいと暮らしの総合サイト『すむすむ』」上で行われたもので、全国の男女495人が回答した。

調査によると、回答者のうち新築の計画を持っていたのは5割で、その大半が戸建て注文住宅を予定していると回答。戸建て注文住宅指向は近年続いている傾向だ。

「あなたが考えている住まいの計画は?」

「住まいに関する計画実施のために必要な総費用」については、新築予定者の6割が「2,000万~4,000万」、リフォーム予定者の6割が「500万以下」と答えた。「住宅設備に使う費用総額」では「200~399万」が約3割なのに対し、「1,000万以上」も2割近くを占めた。これらを総合すると、住まいに投じる総費用と設備費用の両方で"二極化"の傾向が顕著になりつつあるといえる。

「計画実施のための総費用は?」(左)と「住宅設備に使う費用総額」(右)

なお、「具体的に希望する住宅設備」を複数選択で尋ねたところ、1位はキッチン(69%)。以下、「バス」(58%)、「トイレ」(52%)、「洗面化粧台」(47%)、「エコキュート」(45%)の順になった。エコキュートは経済性や環境性から近年注目を集めている新しいタイプの電気給湯機で、3年前の調査(26%)から大幅にポイントを伸ばしている。

「考えている住宅設備(複数選択)」

詳しい調査結果の内容は「住まいと暮らしの総合サイト『すむすむ』」にて公開されている。