フィンランドNokiaは12月2日(現地時間)、スペイン・バルセロナでカンファレンス「Nokia World 2008」を開催。最新のNシリーズ端末、サービス、英Symbianの買収などを発表した。米Apple、米Googleなどとの戦いに向け、端末とサービスで対抗する。
最新のNシリーズとして発表したのは「Nokia N97」。Symbian/S60をベースとしたスマートフォンで、画面比率が16:9、3.5インチのタッチ対応画面を搭載、スライドするとQWERTYキーボードが現れる。今年投入するタッチ対応端末としては「Nokia 5800 XpressMusic」に次ぐもので、Nokiaのフラッグシップ端末でタッチ技術を採用することになる。
HSPAとWi-Fiをサポートしたデュアルモード端末で、AGPSセンサーも搭載する。ユーザーの位置情報を把握し、あらかじめ設定した友人に自分の状態や位置情報を知らせるなど、ソーシャルネットワークの情報をリアルタイムに更新できるという。
Carl Zeissレンズを採用した500万画素カメラを搭載、32GBの内部メモリを備え、microSDカードにより最大48GBまで拡張可能。
N97は、2009年前半に一部市場で販売を開始する。予想価格は550ユーロ(約65,000円)。
サービスでは、インターネットサービス「Ovi」に、地図サービスの「Maps on Ovi」、メッセージサービスの「Mail on Ovi」を加えた。
Maps on Oviでは、PCでルートを設定し、携帯電話で同期して利用するなど、PCと携帯電話の連携が可能となる。Mail on Oviは、PCと携帯電話で電子メールの設定や利用が可能。
NokiaはOviブランドのほか、航空写真、3D表示などに対応した「Nokia Maps 3.0」ベータ版、Nokiaの携帯電話でYahoo!やGmailなどのWebメールやIMサービス、ISPのメールサービスを利用できる「Nokia Messaging」も発表している。
Nokiaはまた、今年6月に発表したSymbianの買収を完了したことも発表した。「Symbian OS」をオープンソース化し、支援する非営利団体Symbian Foundationの発足に向け、最初の一歩を踏んだことになる。
Nokiaによると、S60開発者は現在350万人おり、1万種類以上のアプリケーションが提供されている。来年には、サードパーティの開発者によるウィジェットなどインターネットサービス開発を促進する新しい機会を提供する計画もあるという。
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