石油情報センターが27日発表した石油製品の価格動向調査によると、25日現在のレギュラーガソリンの店頭価格は前週比4.1円安の127.9円となった。暫定税率が失効した今年4月の価格(130円強)を下回り、昨年4月9日以来1年7カ月ぶりに130円を割り込んだ。また、127円台は2005年8月1日(127.5円)以来。今年8月4日の185.1円をピークに16週連続の下落となる。ハイオクは138.7円、軽油は120.7円。

すべての都道府県で前週より下落。120円台は前週の10県から35都道府県に広がった。価格が低かったのは価格競争の激しい群馬(122.6円)、埼玉(122.7円)など。もっとも高かったのは前週に引き続き高知で140.5円だった。

石油情報センターでは「12月中旬に開催予定の石油輸出国機構(OPEC)では減産について討議され、原油価格に影響が出る可能性があるが、現時点では価格が上昇に転じる要素はない」としている。