玄人志向は27日、Linuxサーバー自作キット「KURO-NAS/X4」を発表した。Debian GNU/Linuxが標準搭載されている。価格はオープンだが、店頭予想価格は36,000円前後。出荷は12月上旬より開始される予定だ。

「KURO-NAS/X4」

KURO-NAS/X4は、従来モデルとなる「KURO-BOX/PRO」をよりパワーアップさせたモデルで、3.5型SATA-HDD用の内部ドライブベイが1基から4基に増やされているほか、ARM9コアのCPUも400MHzから500MHzへとクロックアップ。ほか、シリアルコンソール用シリアルポート(D-SUB 9ピン)が標準搭載となった。

内部ドライブベイは引出しトレイ方式

玄箱シリーズでは初という2Uサイズの19インチラックマウントきょう体を採用し、さらに引出しトレイ方式によるフロントアクセス機構で、HDDの取り付けを容易にしている。また、簡易ロック機能も備えている。

本体サイズはW430×D352×H86mm、重量は約6.6kg。CPUはMarvell 88F5281(500MHz)、メモリは128MB DDR2/250MHz。内部ドライブベイは3.5型SATA HDD用ベイ×4、内部インタフェースはSATA×4、外部インタフェースは1000BASE-T×1、USB 2.0×2、シリアルポート×1。消費電力は約12W(HDD除く本体のみ)。