ウェブサイトの受託開発等を行うOvertexは25日、33ヵ国語に翻訳が可能な記事投稿サイト「きじみぃ」β版をオープンした。ハウツーやコラム、小説など、内容や長さを問わず「執筆者」から投稿された記事を掲載し、閲覧者からのリクエストに基づいて、記事単位でページを自動翻訳する。

同サイトではユーザー登録をすることで誰でも記事を投稿することが可能。発表された記事には閲覧者が評価を付けたり、コメントを投稿することができる。また、記事はすべて引用許可に基づいて投稿されているため、他のブログやウェブサイト、印刷物などあらゆるメディアで引用が可能だ。全ての記事を同サイト事務局で承認後に公開することで、宣伝や公序良俗に反する内容の記事は排除し、記事のクォリティを確保するとしている。

各記事ページには他言語へ翻訳するためのリンクボタンが設置され、クリックするとページごと翻訳し表示される。外部の翻訳エンジンを利用した自動翻訳のため、厳密な翻訳を行うことは難しいが、正しい文法で書かれていれば「ある程度記事の趣旨を伝えることは可能」(同社)。また、一度翻訳されたページは静的なコンテンツとして蓄積されていくため、検索経由で他言語ユーザーに閲覧される可能性もあるという。

左が日本語、右が英語の記事。利用できる言語は米・中・仏・独・伊などのほか、デンマーク語、インドネシア語、ウクライナ語など33カ国語