フィンランドNokiaと米IBMは11月20日(現地時間)、IBMの「Lotus Notes」をNokiaのスマートフォンでサポートする計画を発表した。2社ともに、企業向けモバイル電子メール分野を強化する狙い。Lotus Notesのサポートは、12月に提供開始となる。

NokiaはSymbian向けUI技術「S60 3rd Edition」にて、IBMのLotus Domino Server技術「Lotus Notes Traveler」をサポートする。これにより2社の共同顧客は携帯電話から電子メール、スケジュール、アドレス帳などの情報にリアルタイムにアクセスできる。

Nokiaによると、S60 3rd Editionの端末の出荷台数は8000万台以上という。「Nokia E71」など、ビジネス向けEseries、ハイエンド・マルチメディア向けNseriesなどがS60を採用している。

Nokiaは今年9月、法人向けモバイル電子メール戦略を変更し、自社サービスの開発・提供を停止してIBMや米Microsoftなどと提携することを発表している。