ヤフーとヤフー・バリュー・インサイトは18日、「Yahoo!リサーチ」の新サービス「Search Insight(サーチインサイト)」の提供を開始した。インターネット上の広告接触や検索行動などの解明をテーマにした両社の共同研究による新たなインターネットリサーチシリーズ「Data Insight(データインサイト)」の第1弾となるもので、主に広告・宣伝やWebサイト制作、SEMに関連する企業への提供を予定している。

同サービスは、インターネットリサーチとYahoo! JAPANでの検索行動データを組み合わせた調査手法。「Yahoo! JAPANでの検索行動データ」と「特定期間での任意のキーワード検索実績」を照合、Yahoo!リサーチのモニターを対象に調査目的に合った調査候補者をグループ化する独自のシステムにより、「属性、検索動機、検索前後の行動、キーワードへの関心度」などに深く迫る調査が可能だとしている。

検索連動型広告市場やクロスメディアプロモーションの活性化に伴い、多くの企業から消費者の検索行動を解明する調査に対する要望があったことが開発の背景となっている。

両社では今後も、Yahoo! JAPANのアクセスログや購買履歴などの膨大なデータとヤフー・バリュー・インサイトのリサーチノウハウを融合させたサービス開発を進め、高付加価値なマーケティングリサーチサービスの拡充を図る考え。