マイクロソフトは13日、個人向けオンラインサービス「Windows Live」の最新版を2008年12月から提供すると発表した。オンラインストレージ「Windows Live SkyDrive」のディスク容量を25GBに拡張するほか、ユーザー間の共有をポイントにしたSNS機能を強化。全世界50以上のWebサービスと更新情報ベースの連携を予定している。

最新版では、Windows Liveのホーム画面をSNS風に改良し、「更新情報」機能を追加。「つながり」として登録した他のユーザーがプロフィールやブログ、写真アルバムなどを更新した場合に、その情報をホーム画面上で確認できるようになる。また、Windows Liveサービス以外にも、Amazon.com/ Flickr/ LinkedIn/ Twitter/ Wordpressなど50以上のWebサービスとの連携を予定。これらの更新情報(たとえば、Amazon.com上のレビューなど)をWindows Live上で一括確認することも可能になるとしている。

最新版Windows Liveのホーム画面

このほか発表されたおもな新機能は次のとおり。Windows Live SkyDriveのディスク容量を5GBから25GBに増強したほか、SkyDriveに保存した写真をアルバム形式で整理・閲覧できる「Windows Live フォト」を追加。写真のスライドショー再生、ローカルアプリ「Windows Live フォトギャラリー」と連動した人物写真整理などが可能になっている。また、「Windows Live Hotmail」では、パフォーマンス向上に加え、Hotmail以外のWebメールや各ISPのメール管理に対応。ユーザー間での予定表の共有や同期も可能となった。「Windows Live Messenger」では、チャット画面でドラッグ&ドロップによる写真共有、最大20人でのグループチャットなどができるようになっている。

Windows Live SkyDrive

Windows Live フォト

Windows Live Hotmail

Windows Live Messenger

なお、Windows Live最新版の提供に合わせ、Windows Live用クライアントアプリケーションを提供する「Windows Live おすすめパック」の最新版も2008年12月上旬に配布する予定。