シマンテックは10日、物理・仮想およびこれらの混在環境など種類を問わず、エンドポイント(クライアントの環境)を保護および管理する仮想化ソリューション「Altiris Software Virtualization Solution Professional」を提供開始した。これにより、ユーザーはさまざまなコンピューティング環境において場所を問わずポータブルにコンピューティングを実行できるようになるという。

新ソリューションは、同社「Altiris」の仮想化技術および「Symantec Workspace Streaming 」のストリーミング技術で構成。Altirisの仮想化技術はアプリケーションとデータを基盤のOSから隔離するため、アプリをWindowsのデスクトップ上から容易に追加/削除/リセットできるという。また、アプリ間の競合や同じアプリのバージョン間の競合を回避できるとしている。

Symantec Workspace Streaming のストリーミング技術により、Windows向けアプリをLANおよびWAN環境におけるエンドユーザーのデスクトップや一般ユーザーのPCにオンデマンドでストリーミング配信可能という。また、ユーザーベースのアプリのプロビジョニングおよびライセンス管理ツールも提供、これによりユーザー企業はエンドユーザーが通常体感するアプリの操作性を維持しつつ、アプリの競合を解決しソフトウェアの修復を簡素化できるとのことだ。

本日より出荷が開始され、企業向けの参考ライセンス価格は、240万円からとなっている。