GlassFish v3 プレリュード、ついに登場 - JRuby/Java EE 6対応最新版

    後藤大地  [2008/11/10]

    GlassFish - Open Source Application Server

    Sun Microsystemsは6日(米国時間)、同社が支援するオープンソースアプリケーションサーバの最新版となるGlassFish Enterprise Server v3 Prelude (以降、GlassFish v3 Prelude)を発表した。同時にGlassFish v3 Preludeに対するサブスクリプションサポートも発表しており、コンシューマからエンタープライズまで広く採用されるアプリケーションサーバになりそうだ。

    GlassFish v3 PreludeはGlassFishシリーズの3つめのメジャーバージョン系にあたる。SunはJava EEに対応したオープンソースのアプリケーションサーバとして2005年には正式にApp Server PEプロダクトをGlassFishベースに切り替えると発表しており、同社のアプリケーションサーバベースをOSSへ移行させている。

    GlassFish v3 Preludeにおける主な特徴は次のとおり。

    • OSGiベースプラットフォーム - モジュールアーキテクチャApache Felix OSGi実行環境をベースにプラットフォームを構築することで高い拡張性を実現
    • AjaxPush/Comet機能 - Grizzly Cometをベースに取り込むことでAjaxPush/Comet機能に対応
    • Java EE 6に対応 - 登場が予定されているJava EE 6の機能 (EJB 3.1 Lite、JSF 2.0)に対応しているほか、RESRful Webサービスを開発するためのJAX-RS 1.0を実装。そのほかServlet 2.5、JSP2.1、JSTL、JSF 1.2、JCA 1.5、JMX、JTA、JavaMailなどに対応
    • 軽量Web層フル対応 - 軽量Web層デプロイプラットフォームとしてのフル機能を提供。このため、たとえばGlassFish v3 PreludeをWeb層に採用しながらアプリケーション層にGlassFish v2を採用するといった構成も可能
    • ダイナミック言語対応 - Groovy on Grails、JRuby on Railsといったスクリプトプラットフォームに対応。JRubyをベースとすることでRubyアプリケーションも簡単にデプロイできる
    • 簡単管理コンソール提供 - アップデートセンターからコンポーネントの追加的なインストールやアプリケーションのデプロイ、ポイント&クリックで設定できるシンプルなユーザインタフェースを提供。また自動化されたタスクのためにコマンドラインインタフェースも提供
    • 高速デプロイ機能 - アプリケーションの状態を変えることなくJavaベースアプリケーションのコードを編集し即時反映するためのWebデプロイサイクルの単純化機能を提供。次期メジャーバージョンとなるNetBeans IDE 6.5やEclipse plugin for GlassFish v3 Preludeで強力な開発連携機能を実現
    • mod_jk正式対応 - Apache Tomcat JK Web Server Connector、いわゆるmod_jkに正式対応
    • 組み込みAPI搭載 - GlassFish v3 Preludeをプロダクトに組み込めるようにAPIを搭載。すでにNuxeo WebEngineスタンドアローンサーバやehCacheサーバはGlassFish v3 Preludeを組み込んでいる

    Java EE 6で策定が進められている機能への対応やJRubyのネイティブ対応、高速デプロイ機能などが目を引く。OSGiをベースに採用することで高い拡張性と柔軟な構成を実現したところにも注目だ。軽量な用途からヘビー用途まで幅広く活用できる内容に仕上がっている。

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