「L-01A」(LG Electronics製)

NTTドコモは5日、FOMA携帯電話の新製品「L-01A」(LG Electronics製)を発表した。海外でLGが「Secret」の商品名で販売している製品をベースとしているが、日本市場向けのさまざまな改良を行っている。発売予定時期は11~12月。

Secretはタッチパネルを採用したスライド型携帯電話で、音楽再生や写真の表示など、マルチメディア系の機能をタッチ操作で楽しめるメニュー「Touch Media」を備えているのが特徴。タッチパネルは感圧式でなく静電式のものを採用し、表面には強化ガラスを貼り込んだことで、キズに対する耐性と見た目の美しさを高めている。

表面は、一般的なソーダガラスの10倍の強度を持つという強化ガラス製

3色のうちCarbon Blackだけは背面パネルに炭素繊維素材を採用。質感と強度を高めている

タッチ操作対応機能を呼び出せる「Touch Media」メニュー。わかりやすさを優先し、通常の電話機能などはあえてタッチ対応から外した

海外で販売されているオリジナルモデルは、スライドを閉じた状態では「PRADA Phone by LG」と同様に通話・終話・決定・クリアの4キー以外すべてタッチ操作となっていたが、今回のL-01Aではカーソルキーなど若干のキーが追加されている。また、ワンセグ受信機能も追加されるなど、日本市場の需要にあわせた機能も搭載している。画面のサイズは約2.8インチワイドQVGA(240×400)となっている。

スライド上部にカーソルキーなどが追加されている

日本向けにワンセグも搭載。チャンネル切り替えなどもタッチ操作で可能

顔検出オートフォーカス機能付きの有効510万画素CMOSカメラを搭載。VGAまたはQVGA解像度の動画撮影に対応し、QVGAでの撮影時は秒間120フレームの高速撮影も可能となっている。高速撮影した動画は、実時間に対して1/2、1/4、1/8、1/16、1/32の各スピードで再生できるので、ゴルフのスイングをスローモーションで確認するといった使い方が可能となっている。

通常の秒間30フレームに対し、4倍の120フレームで撮影できる高速撮影機能を搭載。撮影後は本体でもスロー再生が可能なほか、PCでQuickTime Playerを使って見ることもできる

そのほか、Word / Excel / PowerPoint / PDFファイルを開くことのできるドキュメントビューアを搭載しており、タッチ操作で文書の表示が可能。日本語と英語に加えて韓国語にも対応しており、メニュー表示を変更できるだけでなく韓国語での国際SMSのやりとりも可能となっている。

7.2MbpsのFOMAハイスピード(HSDPA)、iモードには対応するが、フルブラウザ、おサイフケータイ等の機能は搭載しない。

型番 L-01A
寸法 約110×52×15.7mm(最厚部約16.2mm)
質量 約140g
3G連続待受時間(静止時[自動]) 約300時間
GSM連続待受時間(静止時[自動])
連続通話時間 200分
連続テレビ電話時間 約100分
メインディスプレイ 約2.8インチワイドQVGA(240×400ドット)TFT液晶(262,144色)
サブディスプレイ
外側カメラ機能 有効画素数約510万CMOSカメラ(顔検出オートフォーカス対応)
内側カメラ機能
外部メモリ microSDHCカード(最大8GB)
Shining White / Carbon Black / Platinum Pink