NTT西日本は4日、同社から電気通信設備工事を受託した協和エクシオの委託先会社の元派遣社員自宅PCから、ファイル共有ソフト「Share」を介し、工事関連情報がネット上に流出していたことを明らかにした。同社では、現時点で情報の不正使用などの事実は確認されていないとしている。

NTT西日本によると、流出した工事関連情報は、2006年に行われた電気通信設備の撤去工事に関連して元派遣社員が作成した作業用データ。その中に、福岡県北九州市、中間市、遠賀郡の顧客の名前(法人含む)や管理番号246件が含まれていた。

元派遣社員の自宅にある個人用PCがウイルスに感染。PC内に保管されていたデータが、Shareのネットワーク上に流出した。

NTT西日本では、「協和エクシオ及び委託先会社などと連携し、顧客情報の取扱いに関する管理の適正化、厳格化の徹底を図っていくことにより、信頼回復に全力をあげていく」としている。