日本IBMは10月30日、同社のミッドレンジクラスのラック型x86サーバ「IBM System x3550」ならびに「IBM System x3650」のラインナップに、動作周波数3.33GHzの「Intel Xeon プロセッサ X5470」を搭載したモデルを発表した。11月7日より出荷を開始、価格は58万8,000円(税込み)からとなっている。

ラック型x86サーバ「IBM System x3650」

x3550、x3650ともに、3.5型ホットスワップ対応SATA/SAS HDDモデルの「モデル82J」と、2.5型ホットスワップ対応SAS HDDモデルの「モデル8BJ」の2モデルが追加される。

x3550は1Uラックマウントモデルで、X5470を最大2個搭載することが可能だ。また、メモリは32GB、HDDは最大2TBまで対応する。

一方のX3650は、2Uラックマウントモデルで、こちらもX5470を最大2個搭載することが可能。メモリは最大48GB、HDDは最大6TBまで対応する。

いずれのモデルも購入より3カ月間、ハードウェアの構成、ならびに基本OSの導入に関する無償サポートを提供する「スタートアップ90」に対応しているほか、3年間部品/3年間当日オンサイト修理・保証サービス(4時間×週7日)またはCRU(ユーザーによる交換可能部品送付・保証サービス)に対応している。

なお、電源やファンなど主要部品の冗長化、システム障害の自動検知機能のほか、統合管理ソフトウェア「IBM Director」によるシステム運用状況による設定や監視などに対応しており、システム設計および運用を簡素化することが可能としている。