東京・秋葉原の老舗パソコンショップである九十九電機(鈴木淳一・代表取締役)が30日、民事再生法の適用を申請したことが明らかになった。帝国データバンクの発表によると、負債額は約110億円。

秋葉原のPCショップでは、今年初頭に高速電脳が閉店したばかりだが、今回は民事再生法の適用であり、倒産した高速電脳のケースとは異なる。30日現在、九十九電機の各店の営業は通常通り行われている。

九十九電機は1947年(昭和22年)に秋葉原で通信機材の販売を開始したのが始まり。1978年(昭和53年)には秋葉原初のマイコン・通信機の専門店「5号店」、2000年(平成12年)には日本初のロボット専門店「ツクモROBOCON Magazine館」(現・ロボット王国)を開設するなど、時代を先取りしてきた。