デルタとノースウエスト合併で、世界最大の航空会社が正式に誕生

    佐々木康弘  [2008/10/30]

    デルタ航空とノースウエスト航空が合併し29日、世界最大の航空会社が正式に誕生した。新会社の社名は「デルタ航空」とし、米国アトランタに本社を置く。運航先は世界375都市に上り、世界の主な旅行目的地のほぼ全域を網羅する。搭乗者数は年間で1億7,000万人以上。

    デルタ航空 航空機

    ノースウエスト航空 航空機

    両社の合併については米国司法省による審査が行われていたが、同日、反トラスト法(独占禁止法)に違反しないとの判断が下されたことにより合併契約の締結に至ったもの。

    完全に業務を統合するには航空会社としての免許を米国政府の指示のもとに統合する作業が必要で、これには1年から2年を要すると見られる。このため両社のサービスも今後同程度の期間をかけて順次統合される予定だといい、当面チェックインや取引などの手続きは合併前と同様それぞれの航空会社が直接受け付ける。両航空会社のウェブサイトや予約システムなどもそれぞれが運営を継続する。

    新生デルタ航空は合併によって創出される年間売上高とコスト削減効果を20億ドル以上と見ており、「最善のコスト構造と高い流動性収支により、弱含みをみせる世界経済に対応することが可能になる」との声明を発表している。なお、合併に伴うキャンペーンなどは現在のところ予定していないという。

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