リードテック ジャパンは、東芝製メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」を搭載した画像処理カード「WinFast PxVC1100」の発売日を、2008年11月14日に決定したと発表した。価格はオープンだが、店頭予想価格は30,000円前後。

WinFast PxVC1100

SpursEngineとは、東芝、IBM、ソニーが共同で開発した次世代プロセッサ「Cell Broadband Engine」の技術を元に、東芝が画像処理のために特化させたチップ。4基のRISC型プロセッサコア「SPE(Synergistic Processor Element)」と、MPEG-2とMPEG-4 AVC/H.264のハードウエアエンコーダ/デコーダ回路、そしてそれらをコントロールする回路をワンチップに収めたものだ。

WinFast PxVC1100はPCI-Express x1に対応した拡張カードで、128MB XDR DRAMメモリを備冷却機構は1スロットの温度適応型ファンシンク。主な機能はビデオ編集、オーサリング、SD画質からHD画質へのアップコンバート、トランスコーディング、DVD/AVCHDディスクの作成および再生。製品パッケージには「専用LowProfileブラケット」、「補助電源ケーブル」、コーレル「DVD Movie Factory(日本市場での製品名はDVD Movie Writer) 5」、「WinDVD 8」を添付している。

なお、製品の発売に先がけ、11月2日から3日に東京・秋葉原で開催される「DIY PC Expo 2008 Autumn」の同社ブースにおいて、WinFast PxVC1100のデモ展示などが行われる予定。