Microsoftは27日 (米国時間)、同社共通のユーザ認証サービスWindows Live IDが「OpenID」をサポートすると発表した。Windows Liveアカウントを保有するユーザは、正式サポート開始が予定される2009年以降、そのままOpenID 2.0準拠のWebサイトにもログインできるようになる。

OpenIDは、複数のWebサービス間で共通のIDを使用する技術。OpenID対応サイトでアカウントを取得すると、他のOpenID対応サイトで新たにアカウントを取得することなく、同じID / パスワードでログインすることが可能になる。

Windows Live IDにおけるサポートは、テスト用コミュニティ技術プレビューとして、Windows Live ID Integration (INT) 環境で提供される。OpenID対応サイトの開発者がWindows Live IDとの互換性を検証することが目的であり、現行のWindows LiveサービスとのID共通化はできない。実際のサービスは、開発コミュニティからのフィードバックを反映したうえで、2009年に開始される予定。

Microsoftは2008年2月にOpenID Foundationへ法人理事として参加、Web共通のシングルサインオン・システムへの事実上のコミットを表明していた。