Wind Riverは、オープンソース・モバイル・ソフトウェア「Android」をベースにした商用ソフトウェアソリューションを提供することを発表した。

同ソリューションは、ソフトウェアシステム統合サービスおよび互換性のある商用Androidソフトウェアプラットフォームで構成されており、Androidベースのデバイスやサービスの開発を計画している携帯端末メーカーや携帯電話事業会社に提供される。

さらに、モバイル半導体ハードウェアに合わせて最適化される予定で、カスタマはそれを基に各市場向けに差別化された製品を開発することが可能となる。

なお、同プラットフォームは、2009年上期に提供が開始される予定である。

また、同社は併せて京セラの北米向け携帯端末設計販売会社であるKyocera Wirele(KWC)と、Androidベースの携帯端末用ソフトウェアを搭載した製品プラットフォームの開発を開始したことを発表した。KWCでは、Wind Riverとの提携を通じて、同社からソフトウェアシステム統合サービスの提供を受ける予定としている。

なお、同サービスには、ミドルウェアおよびユーザーインタフェースの統合、Androidの最適化、他のOHAメンバーやサードパーティー開発者が提供するさまざまなテクノロジの統合が含まれる予定。