Freescale Semiconductorは10月24日、民生電子機器メーカーへ自社開発の無線周波数(RF)エンターテインメント制御ネットワークプロトコル「Synkro」の提供を開始すると発表した。

Synkroは、IEEE 802.15.4標準をベースとしており、デジタルTV、DVDプレーヤ、STB、オーディオ/ビデオレシーバ、リモコンなどに利用され、一部の民生用電子製品メーカーに対しライセンス供給が行われてきた。今回の発表により、同プロトコルは同社のWebサイトよりダウンロードが可能となる

また、同社では、併せてRFベースの制御ネットワークプラットフォームへ独自のセキュリティ機能であるAES 128暗号化技術の搭載も進めているほか、Synkroプロトコルがノード間での大容量データの転送をサポートしているため、データのフラグメンテーション技術も導入されている。

同プロトコルを用いた開発には、ワイヤレス・コネクティビティ・ツールキット「BeeKit」が用意されている。同ツールキットは、同社のプロトコルスタック群をベースとしたワイヤレス・ネットワーク・ソリューションを作成、修正、保存、および更新できるGUIを備えており、同プロトコルは、同ツールキットで使用されるコードベースとして提供される。