映画『特命係長 只野仁 最後の劇場版』東京国際映画祭舞台挨拶が行われ、俳優の高橋克典と植田尚監督が登壇。昼はさえない窓際係長、夜は無敵の特命係長という、テレビ朝日系ドラマでお馴染みの大手広告代理店社員・只野仁を演じる高橋が、"夜のスタイル"で登場し、映画化された喜びなどを語った。
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舞台挨拶に登場した高橋克典(右)と植田尚監督 |
ドラマ『特命係長 只野仁』シリーズ(テレビ朝日系)は、ティーンから中高年まで幅広い層のファンを魅了してきた人気ドラマで、今回の映画化では、シリーズ史上最強の敵が現れ、特命に命をかけて挑む只野の姿がスクリーンに展開される。その最強の敵はチェ・ホンマンが演じる。
高橋は「(東京国際映画祭に)招待されたのは、何かの間違いじゃないかと(笑)。作品が作品なだけにね。只野ですからねえ……」と複雑な思いもありながらも、「23時台のドラマ枠は、(ゴールデンタイムのドラマに比べて)予算が3分の1ぐらいしかない。だから常にスタッフ全員でアイデアを持ち寄ってつくってきました。そんなドラマ作品が映画になると聞いて、すべてのスタッフ・共演者の顔が浮かんで感激しましたよ。で、映画になるということで、またみんなでアイデアを持ち寄って一生懸命作ってみたら、いつも通りの内容になりました(笑)」と喜びをかみしめながら語った。
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只野仁というキャラクターにふさわしい体つくりについては「スピード型の体を目指した。ボクシングとマシンで体をつくり、40を手前にして鈍重な自分でもこれだけ体づくりができるというアピールにもなったんじゃないか」と |
また、映画化へ向けて高橋は、さらにギリギリのアイデアを考えていたようだ。「映画という大スクリーンですれすれのところで挑戦したいアイデアはいっぱいあった。このスクリーン一面をモザイクにしたいとも思っていた。もう全部モザイクに。そのモザイクがパッと消えると敵が倒れてるというのをやりたかった。さすがに『それはダメ』と言われて…。でも、この作品がワールドプレミアとして出品されると聞いて、やらなくてよかったなって(笑)」。
最後に、「この世界的不景気の中、世の中はおかしな事件ばかり。只野は作品の中で、『大事なのは金だけか?』とずっと問い続けてきているわけです。こういうときは、この映画を見て、人の命だとか、幸せは何なのかとか、リアルに感じ直したり大事にしたりするいいチャンスじゃないかと。この映画は、それを最もくだらない表現で伝えようとしている」とアピールし、観客から大きな拍手が沸いた。
映画『特命係長 只野仁 最後の劇場版』は、12月6日より全国ロードショー。
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