NTTデータは21日、入力・検索支援パッケージ「i-lligraサジェスト」を発売した。

i-lligraサジェストは、同社がこれまでコンタクトセンタの応対履歴入力支援やFAQ検索支援向けに提供してきた機能を、SFA(営業支援システム)・社内イントラなどの業務システムやWebサイトといった、日本語テキスト入力・検索のあらゆるシーンで利用できるようライセンス販売するもの。独自の文章理解エンジンで文章の構造をとらえることにより、ユーザーが入力している文章に対して、次の入力を予想し、最適な入力候補語を表示することで入力速度の向上や入力品質の均一化を図るとされている。また、既存のWebアプリケーションに簡単に組み込むためのAPIが提供され、既存のページの見た目を変更することなくユーザビリティの向上が可能だ。

同社では、i-lligraサジェストを業界を問わず日本語テキスト入力や情報検索が頻繁に発生するサービスシーンに展開していきたいとしている。また、平成24年度までに累計10億円の売り上げ規模を目指すことも明らかにされた。