サイボウズ、来春発売のOffice8にデヂエを融合 - ノーツ市場を意識か?

      [2008/10/15]

    サイボウズは、中小企業向けのグループウェアOfficeの次バージョン「サイボウズ Office8」を2009年春に発売し、同社のWeb型データベース「サイボウズ デヂエ」を融合させると発表した。今後は、Officeとデヂエはバージョンが揃えられ、同時にリリースされる。

    Office8の画面

    サイボウズ 代表取締役社長 青野慶久氏

    同社 代表取締役社長 青野慶久氏は、『Officeには欠けているものが1つある。それは「個別業務の進行支援」だ。そのためにデヂエを融合させる。今後は、Officeとデジエは、マイクロソフトのWordとExcelのような関係になる。これによってサイボウズのグループウェアは、一部のアプリケーションだけがあるグループウェアではなく、何でもできるグループウェアになる』と述べた。

    同社の主力製品であるOfficeは、導入企業が2万5000社を誇るなか、デジエは3000社 と普及はいまひとつの状況だ。同社では、今回のOfficeとデヂエの融合により開発性を高め、新たな市場を開拓し、来期(2010年1月末)中にデヂエの新規導入1500社以上、新規導入今期比200%以上を目指す。青野氏は「ノーツでなくてもいいんじゃないか」と語り、比較的開発性の高いノーツ市場を意識していることをうかがわせた。

    デヂエの販売目標

    Office8のコンセプトはチームワーク

    来年春にリリースされるOffice8では、チームワークを統合的に支援することをコンセプトに、「個人業務の効率化」「チームの力を最大化」「セキュリティ」をポイントに開発を進めているという。

    Office8の3つのポイント

    個人業務の効率化では、重要な予定などをひと目で確認できる色によるスケジュールマーキング、個人の予定を1枚の紙に収まるように出力できる印刷機能の強化、トップ画面に戻らなくても別アプリを起動できるメニューバーの追加、Ajax機能搭載などの強化が図られる。

    色によるスケジュールマーキング

    別アプリを起動できるメニューバー

    チームの力を最大化では、前述したデヂエ連携による利用範囲の拡大、セキュリティでは、パスワード桁数や有効期限の設定、グループごとにアクセス権を設定したアドレス帳の作成、システム管理者による一括メール振り分けと、ユーザーによる簡単な振り分け設定によるスパムメール対応などが機能強化される。

    Office8とデヂエ連携。ライブラリ名と表示された部分がデヂエ

    パスワード桁数や有効期限の設定

    振り分け設定

    Office8はWindows版とLinux版が提供され、動作環境はOffice7と同等レベルになるという。

    一方、Office8と同時にリリースされる「サイボウズ デヂエ 8」では、データ入力時、フォームの各項目間に「区切り線」を挿入でき、視認性を高めるほか、ブラウザ上で表示されているデータの書式などをそのまま活用し、Excelファイルとして出力できる <.xls> 書き出し機能、CSVファイルの書き出しや読み込みがコマンドラインから実行できる機能、クロス集計の機能などが搭載される。

    記者発表では、Office8とデヂエの融合を記念して、ケーキカットが行われた

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