IE8 Beta2、完全標準ではないがクロスドメインに対応

    後藤大地  [2008/10/09]

    Windows Internet Explorer 8

    Microsoft, Program Manager, Sunava Dutta氏がIEBlogにおいてUpdates for AJAX in IE8 Beta 2のタイトルのもと、現在公開されているIE8 Beta 2で取り組まれたAjax関連の変更点を紹介している。純減が続いているとはいえIEはIE7とIE6の合計シェアが7割を越え依然として主要なブラウザであり続けている。Webデベロッパとしては、IE8は次の主要ブラウザになるとみて現在から対応をしておく必要がある。

    今後のWebアプリケーションはこれまでよりもマッシュアップやほかのWebサービスとの連携が進むことになるだろう。こうなってくると複数のサイトに対してアクセス要求を出す必要がある。いわゆるクロスドメイン通信の実現だ。将来的な展望としてはXMLHttpRequestの次期バージョンとして策定が進められているXMLHttpRequest Level 2がクロスドメイン通信の手段として標準になるのではないかとみられる。

    現状でもすでにクロスサイト通信を実現するためのテクニックやサービス、またはそれらを実装したAjax JavaScriptライブラリは存在する。しかしながらWebブラウザが機能を実装することになればそれがデフォルトとして使われる可能性が高い。仕様や仕組みはすでに明らかになっているため先行して実験的な開発に取り組みたいところだが、XMLHttpRequest Level 2は仕様が定まっていないことから自力でWebブラウザをビルドしている場合を除いては簡単に試せる環境がない。

    そこでIE8 Beta 2だ。Sunava Dutta氏も説明しているが、IE8 Beta 2ではXMLHttpRequest Level 2ではなく独自実装ではあるもののXDomainRequestが改善されAccess-Control指定が使えるようになった。このためXMLHttpRequest Level 2とまったく同じではないがIE8 Beta 2のXDomainRequestを使ってXMLHttpRequest Level 2のような処理を試験的に開発できる。

    Safari 4やFirefox 3.1、次期Operaなどで順次XMLHttpRequest Level 2の機能が提供されることになるとみられるが、今のところでIE8 Beta 2のXDomainRequestを使って試しておくのが簡単のようだ。そのほかIE8 Beta 2におけるAjax関連の変更がUpdates for AJAX in IE8 Beta 2にまとまっているので興味があるWebデベロッパはチェックしてみるといいだろう。

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