Opera Softwareは8日、Webブラウザ「Opera」の最新バージョン9.6をリリースした。9.5よりもさらにレスポンスとページ読み込み速度が向上したほか、Opera Linkの機能向上、RSSフィードのプレビュー機能などが加わった。

Opera Linkは、別のパソコン同士や携帯電話とメモ、ブックマーク、スピードダイヤルなどを同期できる機能。今回は同期される要素にユーザーが追加した検索エンジンと検索の閲覧情報が加わった。

新たに搭載されたRSSフィードプレビュー機能は、アドレスバーのRSSアイコンをクリックすると、そのフィードが内蔵のRSSリーダーに登録される前にフィードの中身をプレビューすることができるというもの。

さらに内蔵のメールクライアントOpera Mailでは、ナローバンド環境下でもメールを速やかに取得できる「低速回線モード」を搭載。また、重要なメールを抽出して「抽出したスレッド」パネルにリストアップでき、逆に不要なスレッドは未読フォルダ内で表示をスキップできるようになった。

この他、対応言語にインドネシア語、ウクライナ語、エストニア語等が加わった。

Opera9.6は、Linux、Mac、Windows版がダウンロードページにて配布されている。