Samsung電子は、持ち運びできる携帯用外付けHDDの新製品「Sシリーズ」を発表し、外付けHDD市場の本格的な攻略に臨むこととなった。
同社はこれまで、PCを始めとした内蔵HDD事業に集中してきた。しかし「マルチメディアコンテンツの増加により、大容量の外付けHDDに対する消費者の需要が急増している。とくにノートPC市場の成長と合わせて、外付けHDD市場は年率20%以上の高成長していくことが期待されている」(Samsung電子)というのが、外付けHDD市場を狙う理由のようだ。
今回発表されるSシリーズは、1.8インチと小型の「S1 Mini」と、2.5インチの「S2 Portable」の2種類。
1.8インチのS1 Miniは、サイズが87(W)×62(H)×15(D)mmという、クレジットカードほどしかないコンパクトさが特徴だ。容量は80GB/120GB/160GBで、重さは91gとなっている。
一方のS2 Portableは、外付けHDDとしては一般的な2.5インチではあるものの、「Samsung電子が独自に開発した」(Samsung電子)という「USB一体型技術」により、サイズは同等クラスの製品に比べ17%、消費電力は同30%程度、減らすことが可能となっている(Samsung電子)。サイズは111(W)×82(H)×17(D)mm、重さは154g、容量は160GB/250GB/320GB/500GBだ。
ちなみにUSB一体型技術というのは、USBコントローラーを本体に一体化することで、これを別途装着する必要なく、外付けHDD製品を製造できる技術だ。これにより外付けHDD自体をコンパクトにすることができ、同時に省電力も実現できる。
このほかSシリーズは、リアルタイムもしくはユーザーが決めたスケジュールに従って、データの自動バックアップのほか、重要なデータを暗号化して保存できる「SecretZone」機能、パスワードによるデータ保護装置「SafetyKey」など、さまざまな便利機能も提供する。
カラーは「ピアノブラック」「スノーホワイト」「ワインレッド」「チョコレートブラウン」の4種類。光沢のあるカラーと、流線形の柔らかみのあるスタイルから、デザインにこだわって作られていることが分かる。また、表面を微細な模様で処理しているほか、背面は皮素材となっており、スタイルだけでなく高級感も加味されている。
Sシリーズは10月中旬から欧州市場で販売開始されるほか、11月には韓国市場でも本格的に販売される予定となっている。
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