チェプロは10月6日、クライアント/サーバ型業務アプリケーションをRIA(Rich Internet Application)化するツール「WAOTech(わおてく)」の発売を開始したと発表した。たとえばVB.NETなどで作成されたC/Sアプリケーションなど、WAOTechを通して基本的なインタフェースを定義するだけでWebベースのRIAアプリケーションとして動作させることが可能になる。作成されたアプリケーションはWebブラウザこそ使用しないものの、インターネットを介してどこからでもサーバ上のビジネスロジックやデータに高速アクセスすることができる。
仕組み的には、DB+ビジネスロジックのサーバとビジネスロジック+インタフェースのクライアントという、いわゆるC/S型の2階層システムにおけるクライアント側のインタフェース部分を抽出し、これをインターネットを介してどこからでもアクセスできるようにWAOTechがラッピング処理を行っている。このようにインタフェース部分のみを切り離すことで、Webで一般的ないわゆる3階層システムを実現する。3階層におけるフロントエンドにはWebブラウザを使用せず、WAOTechが用意する専用クライアントを用いることになる。汎用的なWebブラウザを使用しなかったことで高速処理が可能になったほか、複数のウィンドウやダイアログを開いてのデータ操作など、より柔軟な運用が可能になっている点が特徴だ。
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WAOTechの基本的な仕組み。2階層のC/Sシステムのインタフェース部分のみに介在し、旧来型のアプリケーションを最新のRIA型として生まれ変わらせる |
WAOTechの実行画面。3ペイン構成で複数のDBを同時に参照するほか、ダイアログでさらに特定のデータを抽出して操作を行っているところ |
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チェプロ代表取締役社長の福田玲二氏。「WAOTech」の名前の由来を「外国人がその速度に驚いたことから名付けた」と説明 |
チェプロ代表取締役社長の福田玲二氏は「既存の業務アプリ資産を活かしつつ、簡単に次世代のリッチクライアントなシステムに移行が可能になる」と製品について説明する。また製品の特徴として高速処理と低コストな部分を特に強調しており、従来型のWebブラウザやAjaxシステムに比べて高速で必要なマシンパワーも少なく、MetaFrameのようなシンクライアント型のソリューションと比較してもリソースやコストの面でメリットを享受できると述べている。会場で示されたデモストレーションでは、3ステップのインタフェース定義のみで既存の業務アプリケーションのDBの取り込みを行い、東京の会場から大阪にある業務サーバのデータを高速抽出/操作している様子が紹介された。
価格はシステム構築に必要な開発支援ツールのライセンス料が単位ユーザーあたり19万8,000円で、実際にアプリケーションを利用する際の単位ユーザーあたりのライセンス料が1万5,000円となっている。
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