本物のジェットも登場 - 綾瀬、吹石が『ハッピーフライト』でテイクオフ!

ヘルメット着用を義務づけられた報道陣が見守る中、巨大な機体の「ハッピーフライト号」が姿を現す

羽田空港の格納庫に集まった報道陣が見守る中、轟音とともに現れたのはANAのジャンボジェット機、ボーイング747-400。機体の側面には「ハッピーフライト」のロゴが。扉が開くと、田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵ら豪華なキャスト陣がタラップを降りてきて――。29日におこなわれた『ハッピーフライト』の完成報告会見は、あらゆる面で前代未聞の幕開けとなった。

ジャンボジェット機の前で勢ぞろいした出演者たち。最前列左から田辺誠一、時任三郎。2列目に綾瀬はるか、吹石一恵。3列目に田中哲司、田畑智子。最後列左側が矢口監督で、右側がベンガル

ANA(全日空)の全面協力の下、製作された映画『ハッピーフライト』は、大ヒットした『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖監督の最新作。ホノルル行のチャーター便を舞台に、航空業界で働く人々の仕事ぶりが、独特のコミカルな視点から描かれている。

ジャンボジェット機をバックにおこなわれた会見では、副操縦士を演じた田辺が、「今日、久々に飛行機を操縦してここまで来ました……、冗談です(笑)」と、開口一番報道陣を笑わせる。田辺とともに1日8時間のパイロットの訓練に励んだという時任は、「今回は威圧感バリバリの機長を演じます。僕の小さい頃は、パイロットといえば男の子のなりたい職業のナンバー1。撮影中、本物の機体、本物の制服を使って、ものすごく贅沢な"パイロットごっこ"をさせてもらったような感覚になっていました」と挨拶した。

「撮影を通じて、パイロットという仕事の面白さ、奥の深さ、責任の大きさを感じたし、出演者やスタッフたちの情熱がいっぱいつまった映画になったと思います」と田辺

本作では機長役を務めた時任。撮影を終えた後も、飛行機に乗ると必ず、操縦席で何がおこなわれているか想像してしまうという

新人CAを演じた綾瀬は、「小さい頃、一度は夢見た仕事を演じさせていただき、ありがとうございます」と、なぜか司会の笠井信輔アナ(フジテレビ)に向かってお礼を言い、「いやいや、僕は何もしてませんから」とツッコミを入れられる一幕も。同じくCA役の吹石は、「待ち時間になると、CA役のみんなでファーストクラスに待機してました(笑)。フルフラットで個室みたいな感じだったから、待ち時間が楽しみだし、撮影が終わっても帰りたくなくて……」と撮影秘話を披露。

チーフパーサーを演じる寺島しのぶの印象について聞かれた綾瀬は、「……シャキシャキした方でした」と、"天然"キャラで知られる彼女らしい(?)答えだった

「最近は飛行機に乗るたびにCAの目線になってしまいますね。笑顔の自然さを見ながら、『この人はCAになって5年目かな?』とか」

その後も、「私が演じたグランドスタッフは、すごくたくさん仕事があって、それこそ空港内を走り回っているような状態なんだと実感しました」(田畑)、「散弾銃を持って、空港内の鳥を追い払う仕事があるなんて知らなかったんですよ。撮影では初めて経験することばかりで、長く俳優を続けてきてよかったと思いました」(ベンガル)、「整備士の人たちって、ジャンボジェット機の部品を全部把握しているんです。それを知って、僕には絶対(整備士の仕事は)ムリだな、と思いました」(田中)など、出演者がそれぞれの役について感想を語った。『ハッピーフライト』では、航空業界の花形ともいえるパイロットやCAだけでなく、地上勤務や整備士など、一見地味な仕事に焦点を当てているのも大きな特徴だ。

「ハッピーフライト号」には、国際線用と国内線用の2機が存在する。この日の会見で出演者が国際線用の機体に直筆のサインを書き込んだ

また、矢口監督が2年かけて100人以上の航空関係者を取材してきただけに、航空業界にまつわる豆知識も豊富。「でも、取材したなかの1割くらいしか映画に登場してなくて。あと9本は映画を作れるだけの面白エピソードがあるんですよ」と、興行成績次第では続編の可能性もあることを示唆した。

"空のプロフェッショナル"たちの活躍を描く『ハッピーフライト』は、11月15日より全国ロードショー。なお、公開に先立ち、10月6日には韓国の第13回釜山国際映画祭で初上映されることが決まっている。

国内線用の「ハッピーフライト号」には、出演者のサイン入り記念プレートが展示される。会見では、出演者を代表して田辺からANA関係者にプレートが手渡された

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