ボーランドは29日、変更・構成管理ソリューション「Borland StarTeam 2008R2 日本語版」を発売した。

Borland StarTeamは、開発ライフサイクルで発生するバージョン管理、リリース管理、変更管理、バグ管理といった作業を一括して行える製品。開発プロジェクトの資産を一元管理するための基盤機能を提供する。オフショア開発などの分散ソフトウェア開発にも対応しており、プロジェクト資産を共有/同期させる機能も用意されている。

Borland StarTeam 2008R2 日本語版では、マイクロソフトが推奨する非同期I/Oアーキテクチャに対応し、Borland StarTeam 2005R2と比較して約2.5倍のコマンド処理性能を実現している。

また、VMC(ビュー比較/マージ)の共有操作とリバース共有操作においてパフォーマンスが改善されたほか、BCC(一括チェックアウト)ユーティリティに新しいコマンドオプションを追加し、より細かいパターンでファイル指定が行えるようになった。さらに、StarTeamサーバの稼働状況をトレースし、統計情報モニタリングを行って、より安定した実行環境を利用できるようになったのも特徴のひとつだ。