パイオニアは25日、高級スピーカーシステム「EXシリーズ」に、第5弾となる「S-4EX」、「S-8EX」を追加すると発表した。あわせて、S-4EX専用スピーカースタンド「CP-4EX」を発表した。発売は10月下旬より。価格は、S-4EXが23万1,000円、S-8EXが31万5,000円、CP-4EXが7万3,500円(すべて1台)

S-4EX

S-8EX

S-4EX/8EXは、上位モデルの「S-2EX/7EX」と同一の思想で設計された、ブックシェルフ型3ウェイスピーカーシステム。いずれも、同軸スピーカーユニット「CST」ドライバーを搭載。マグネシウム振動版を採用したミッドレンジユニットの中央に、独自開発のセラミックグラファイト・トゥイーターを採用し、周波数特性の乱れを排除して、広帯域にわたり正確な音像と自然な音場の融合を実現した。さらに、超高域再生技術「HSDOM(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」を採用することで、高域再生限界100kHzを実現した。

ウーファー部分は、独自のアラミドカーボン複合振動板を採用。さらに、新開発の「LDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)磁気回路」により、磁気ギャップ内の磁束分布を前後対称、かつ均一にすることで歪みを大幅に低減したという。

スピーカーデザインは、「パーフェクト・タイム・アラインメント・デザイン」を採用。聴き手を中心とする球形に沿ってスピーカーユニッを配置し、音が届くまでの時間を同一に揃えることが可能となる。

また、独自技術「フェイズコントロール」の導入で、ネットワークの位相特性のマッチングをはじめ、同一システム内で位相や音色のマッチングを図ることにより、チャンネル間で音がスムースにつながり、高い空間表現力を実現するという。

S-4EX S-8EX
インピーダンス
再生周波数帯域 34Hz~100kHz
最大入力 160W
出力音圧レベル 85.5dB(2.83V) 88.5dB(2.83V)
クロスオーバー周波数 400Hz、2kHz
サイズ 263(W)×490(H)×387(D)mm 723(W)×263(H)×387(D)mm
質量 20kg(1台) 28kg(1台)