東京スター銀行は24日、三菱東京UFJ銀行が同銀行とのATM・CDオンライン提携契約解消通告を行った件に関し、法的措置を含めた対応を検討していることを明らかにした。

今回の発表は、三菱東京UFJ銀行が19日、東京スター銀行が実施中のATM手数料無料サービスを「銀行間手数料に不均衡が生じており、東京スター銀行のATM網は他行からの銀行間手数料によって支えられている」として、同銀行との提携契約を11月4日に解除すると通告したことを受けたもの。

東京スター銀行では、銀行間手数料の不均衡について、同銀行の口座数は100万にも及ばない一方、三菱東京UFJ銀行の口座数は4,000万だとして、両銀行の間で授与される銀行間手数料の多寡のみを問題にすること自体が意味のないことだと話している。また、銀行間手数料を105円支払う取り決めは、全てのATM相互利用を行う金融機関共通のルールだとし、同銀行はその共通ルールを遵守した上で手数料を無料にしているだけで、今後も手数料無料サービスは継続し、今回の契約解消の無効を求めていくとしている。