米LSIはネットワーキングアプリケーション向けコンテンツプロセッシングソリューション「LSI Tarari T200」を発表した。同製品は、1チップで10Gbpsのデータレートを実現しており、1W/Gbps以下の消費電力を実現している。

主に、有線通信速度で動作し、アンチウイルスおよびアンチスパム検出、侵入防止、コンテンツベース課金、そしてフィルタリング、帯域幅管理やQoSなどのクリティカルなアプリケーションによる使用が想定されている。また、高帯域幅アプリケーション向けには、2個のチップを組み合わせることで最高16Gbpsのスループットを実現することが可能だ。

T2000のソフトウェアは、最大4個の16Gbps PCI Expressボードの検出が可能であり、負荷バランスを取ることができるため、厳しいネットワーク環境向けでも最高で64Gbpsの性能を実現することができる。

なお、システムとしては、SRAMではなくDDR SDRAMを採用しているほか、業界インタフェースと共通のアプリケーション・プログラミング・インタフェースに基づいているため、設計サイクルと市場投入までの時間の短縮が可能である。