ストリートビュー表示が可能になったGoogle Maps for mobile

米Googleがモバイル端末向けマップサービス「Google Maps for mobile」をアップデートした。マップ上の場所の様子をパノラマ写真で確認できるストリートビューが追加されたほか、ウォーキングディレクション、電車の乗り換え経路検索、お店/ビジネス情報などを利用できる。

最新版では、ストリートビュー対応地域において住所ページで[ストリートビュー]を選択または地図上でクリックするとパノラマ画像が現れる。マップとの組み合わせ、またはフルスクリーン表示が可能。画像の回転や場所の移動には、端末のナビゲーションキーやトラックボールなどを使う。経路の検索中でも同機能は利用可能だ。

Googleはユーザーの位置情報を自動取得する「My Location」という機能を提供している。GPSを搭載していない端末でも基地局情報からユーザーのおおよその位置が割り出される。米国と英国では現地時間の11日に、My Locationを各種検索に利用する「Search with My Location」が発表された。これにより地名や住所を入力することなく、数クリックで最寄りの店などを検索できる。Google Maps for mobileの最新版ではストリートビューの追加やローカル検索機能強化により、My Locationで探した店の周囲の様子を画像でチェックし、連絡先やサービス内容、レビュー、道順などの情報にも簡単にアクセスできる。Google MobileブログにおいてプロダクトマネージャーのMichael Siliski氏は「最新版での検索スピードの大幅な向上を実感して欲しい」とアピールしている。

Google Maps for mobile対応機種は、Java(J2ME)対応端末、BlackBerry、Windows Mobile 2003および5.0以降のWindows Mobile端末、Palm OS 5以降のPalm端末など。iPhoneは対象外だ。